介護士に聞いてみた”現場のあるある” 介護福祉士は大変です

介護士に聞いてみた”現場のあるある” 介護福祉士は大変です

早くも第2回目を迎えることになりました。現役の介護士さんに聞いてみたシリーズです

今回のテーマは「現場のあるある」についてお話しを聞いてきました

SNSで見かける介護士あるある

【看護師VS介護士の対立関係】

業務内容の違いからか、どうしても看護師さんの立場が上になることが多いようです

また、看護師さんは「医療の目線ばかり」、介護士さんは「生活の目線ばかり」といった意見の食い違いが”対立関係”を生みだしてしまうみたいです

そもそも同じ組織には所属していますが、別職種であり、それぞれの専門領域があるため仕事内容における上下関係はないはずです

【80歳はまだ若いと感じる】

施設を利用する方の中では90〜100歳を超える方もいるようです

ましてや、100歳を超えても元気に歩いている姿を普段から目の当たりにしていると、80歳はまだ若いと感じるみたいです

ほんとの現役介護士あるある

【背が低い人のほうが腰痛率が低い傾向にある】

 

“介護士”/
介護士

私は身長150cmと小さいので「小さいけど大丈夫?」と聞かれることが多いです。でも、実際は背の高い方男性スタッフの方のほうが腰痛持ちが多いですよ

この背景には、体が小さい方が力任せに介助できず体全体を使って介助する必要があり、介助の技術力が自然と身に付くことが影響しているようです

決して、背の高い方や男性のスタッフが力任せに介助していると言っているわけではありません

背が小さいと自分の身体をうまく利用するしか選択肢がないため、自然と介助技術が磨かれていくみたいです

 

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理学療法士

理学療法士の視点から考えると、背が低いと利用者の方と体格が近くなるため、介助する場合には力を伝達しやすいことが介助のしやすさに影響しているのかと思います(技術力があってこそです)

【現場で好感度が高いのは童顔】

 

“介護士”/
介護士

介護施設の利用者の方は年齢が高いので、童顔だと孫のように感じるみたいですよ

一方で、我が国の寿命の平均年齢は男性81歳女性87歳と女性の方が高いです(2018年時点)

そのため、利用者の割合も女性の比率が高い傾向となっています

加え、介護士の男性職員比率はかなり低いので、

おばあちゃん率が高い ⇨ 男性スタッフが人気

しかし、男性スタッフと言っても若い男性に限るみたいです(笑)

 

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理学療法士

リハビリ職では男性・女性間の人気差はあまり感じませんでしたが、いざ気にかけてみると・・・あるのかもしれません

【行事ではとにかく写真をいっぱい撮る】

 

“介護士”/
介護士

認知症の方が多いので・・・外出をしたときに写真を撮っておくことで「私はやってもらってない」などクレームがでたときの対応がスムーズになります。写真を撮っておくことは証拠として記録に残すという意味合いも強いですね

それでも、行事では良い顔をする利用者の方も多く、遺影にも使用されることがあるみたいです

 

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理学療法士

療法士って行事やイベントに参加する機会が少ないので、身体がよくなったときの笑顔とまた違う感情の表情をみれるのは羨ましいです

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【乾燥機で気付く、ティッシュ事件】

 

“介護士”/
介護士

お年寄りの方はティッシュをポケットにため込む習慣があります。普段から注意はしていますが、洗濯機で衣類を洗った直後は気付かず、乾燥機にかけたあと衣類と一緒に乾燥機の中に散らばっていることがあります

散らばったティッシュは乾燥しているため片付けやすいですようですが、手間は手間です

ズボンのポケットは確認するものの、意外と見落としがちなのは”胸ポケット”のようです

【仕事が続く人はお年寄りと暮らしていた人が多い】

 

“介護士”/
介護士

介護士を目指した人の中で、”いじめや不登校を経験した人”が一定数います。でも、”お年寄りが好きだから”や”おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に暮らしてて”という理由で目指した人の方のほうが長く仕事は続いている印象です

一緒に暮らしていると病気や認知症への理解度であったり、仕事内容とのギャップが少ないことが影響している(?)

お年寄りが好きという気持ちは”きっかけが自分ではなく周りにある(奉仕する気持ち)”ためからか、仕事が続く傾向にあるのかと思います

 

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理学療法士

理学療法士も同じで、”お年寄りが好き”という理由で目指した人の方が離職率が少ないように感じます

 

また機会がありましたら、介護士さんの本音仕事内容について聞いてみたいと思います