理学療法士ってどんな仕事なの?【学生さんへ】


理学療法士を目指した理由はなんですか?
学校の入学試験であったり、その後の就職試験で”ほぼ100%”聞かれます
気持ちや熱量のこもった理由を「〇〇〜です」と答えられる方はここで読むのをやめて頂いて構いません

理由か〜・・・
と考えてしまう方、そもそも理学療法士って具体的に何をするのか知らない
という方、(高校就職してすぐに働くのは嫌だからとりあえず大学に行こうと思っている方)はこの先を読んで頂けると少なからず参考になると思います
そもそも理学療法士の仕事って何をするの?
理学療法の直接的な目的は運動機能の回復にありますが、日常生活動作(ADL)の改善を図り、最終的にはQOL(生活の質)の向上をめざします。病気、けが、高齢など何らかの原因で寝返る、起き上がる、座る、立ち上がる、歩くなどの動作が不自由になると、ひとりでトイレに行けなくなる、着替えができなくなる、食事が摂れなくなる、外出ができなくなるなどの不便が生じます。誰しもこれらの動作をひとの手を借りず、行いたいと思うことは自然なことであり、日常生活動作の改善はQOL向上の大切な要素になります。理学療法では病気、障害があっても住み慣れた街で、自分らしく暮らしたいというひとりひとりの思いを大切にします。
引用元:日本理学療法士協会
簡単にまとめと
理学療法で身体を回復させて、日常生活の動きだったり、できなくなったことをまたできるようになることで、生活の満足感をあげよう!でもって、今住んでいるところで暮らしが続けられたら良いよね!
ってことです。
大切なのは”住み慣れた街で、自分らしく暮らしたいというひとりひとりの思いを大切に”ってところです

えっ!?体を治すことが重要じゃないの??自分も怪我した時にお世話になったけど・・・
という志望動機をよく耳にします
正直に言うと”理由はすごく良い!”
でも・・・超高齢化社会になっている今日、理学療法士が携わるのは圧倒的に高齢者層が多いです
怪我をした自分と同じ年代の若者を相手に理学療法を行う理学療法士って少数です・・・
ご高齢の方を相手にするなら、身体の回復はもちろんのこと、”住み慣れた街で暮らすことのお手伝いをする”これこそが理学療法士に求められる重要な部分になってきます

じゃあ、具体的には何をするの?
従来はマッサージ、筋力トレーニング、歩く練習が主体でした(あくまで主観です)
今は、自宅で生活するための環境に合わせたリハビリが求められています
例えば、ご高齢になるほど身体は病気や怪我をする前のようには動かない、生活するには家族の協力が必要になってくるというケースが多いです
ご家族の方が面倒はみるけど”トイレだけはひとりでやってもらいたい”と言うようであれば、トイレの環境に合わせて、ひとりでもできるようにリハビリを行なっていく必要があります

なんだ、そういう場合はトイレの動きの練習をしたらいいんだ!
と、そんな簡単な話しではございません
理学療法士の力だけでトイレの動きができるようになることはほとんどないです(ごく稀)
入院生活で生活場面に添うのは看護師や介護士さんたちです
生活場面での生活に必要な動きの練習をするには他の職種の方たちの協力が必ず必要です

・・・??遠回しに言わないで、単刀直入に言って
あなたは嫌いな人だったり、よく知らない人の言うことに耳を傾けますか?
おそらく聞く耳を持つことはありませんよね
他職種に自分を売り込み、コミュニケーションをバシバシととっていくことも理学療法士の重要な仕事になります
普段から人見知りしちゃう方は・・・正直、仕事は続かないと思います
理学療法士を目指すのに向いている人は?
・・・こればっかりは理学療法士になってみないと分からない!というのが私の見解です(笑)

なんか、偉そうなことを言っていたのに結局は分からないのかいっっ
それでも、大雑把ですが志望動機で
”おじいちゃん、おばあちゃんが好き!ご高齢の方を相手に仕事をしたい!”
と話していた人は、上手くいっている傾向にあると思います(あくまで主観です)
まとめ
◎超高齢化社会の今日、リハビリの対象は高齢の方が圧倒的に多い
それを踏まえて、自分が理学療法士を目指したきっかけは何かを考える
◎仕事は身体の回復だけでなく、住み慣れた街で暮らしを続けられるようお手伝いをする
◎コミュニケーション能力がないと就職してから挫折する(可能性が高い)
◎高齢者と関わる仕事がしたいと思っている方は上手くいく傾向にある(あくまで主観です)

理学療法士を目指した理由はなんですか?
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